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2020.08.11

インタビュー

仕事と暮らし どちらも充実させよう!

働く人にも企業にも
意識改革が求められている!

 仕事もバリバリこなしたいけど、プライベートも楽しみたい!そんな将来を描いている人も多いのでは。宮崎でもそんな働き方ができるの?ということで、「宮崎市ワークライフバランス企業同盟」の代表幹事・株式会社Aman-Styleの阿万聡志さんに、同盟の取り組みなどについて話を聞きました。
―改めて「ワークライフバランス」とは、どういう意味ですか?
「仕事と生活の調和を図ることで生まれる相乗効果・好循環を意味します。企業が働きやすい職場環境を整備することで、働く人のモチベーションが向上し、業績アップやプライベートの充実につなげることが目的。働き方に対して、働く人も企業も意識する時代になっていると感じています」。

阿万さんは、宮崎市でWeb設計やデザイン、マネジメントなどを行う(株)Aman-Styleの代表取締役を務める

さまざまな業種が加盟
働きやすい環境を追求

―「宮崎市ワークライフバランス企業同盟」とはどんな組織ですか?
「平成29年4月に5つの事業所が集まって『宮崎市イクボス同盟』を設立したのが始まりです。きっかけは、その前年度に管理職を対象に開催された『イクボス養成講座』を受講したことでした。現在は『宮崎市ワークライフバランス企業同盟』と名称を変え、定期的に養成講座や活動報告、グループワークなどを行っています。加盟事業所も17社に増えました」。
ーどのような事業所がどんな取り組みをしているのですか?
「建設業から医療・介護・保育施設、IT企業、金融機関、美容業まで多種多様な業種が加盟しています。具体的な取り組みとしては、勤務形態の多様化や有休制度の充実、残業時間の削減、介護・子育て支援、テレワーク導入などが挙げられます」。

定期的に集まって取り組みや成果をシェアすることで、お互いに刺激を受けている

「宮崎で働く」を
選択肢の一つに

―取り組みの成果は出ていますか?
「はい。事業所の中には『社内の雰囲気が良くなった』『働きやすいと口コミで広がったことで人材確保がしやすくなった』という所もあります。弊社でも、効率よく仕事をし、売り上げを上げるためにはどうすればいいかということを、社員一人一人が意識するようになりました」。
―今後の課題は?
「企業は、働きやすい環境を整えると同時に、利益も出さなければならないし、新たな人材も確保しなければいけません。それぞれの業種に合ったビジネスモデルを確立していくことが課題です」。
―宮崎の若者にメッセージを
「自分はUターン組なので、進学や就職で一度は地元を離れてみるのもいいのではと思います。でも『宮崎で働く』という選択肢も持っていてほしい。宮崎には小さくても魅力的な企業がたくさんあります。私たち地元企業が、積極的に若者と交流したり、情報を発信したりすることで、若い人たちが帰ってくるきっかけになればいいなと考えています」。

阿万さんの会社では、1時間単位で有休が取得できる。この日は子連れで出社しているスタッフも。残業をなくすために取引先にも協力してもらっているそう

 

問い合わせ
■宮崎市ワークライフバランス企業同盟
【代表幹事】 株式会社Aman-Style
【事務局】社会福祉法人 愛鍼福祉会 ☎︎0985-65-2828
公式ホームページはこちら